
『崖の上のポニョ』を観てきました。
はじめは、正直、子供向けの映画だし、と、
ほとんど、なんの期待もせずに観にいきました。
じゃ、なぜ観にいったの?
と聞かれたら、それは、やっぱり宮崎監督のアニメだから
ってことに、なるんですけども。。。

映画が始まって観ていると、
やっぱり子供向けに作られたということで、
それぞれの人物の性格は単純明快だし、
絵も、今回は手書きにこだわったということで、
『千と千尋』に比べると、あのうっとりするような
透明感はあまり感じないし、という感じだったのですが、
観ているうちに、うかつにも、どんどん引き込まれていってしまいました。
手書きにこだわった絵に関しては、とくに波の描写の迫力が、
かわいらしさを伴ってくれることになっていたりと、
絵本の世界にいるような雰囲気を感じることができました。
人物の性格の単純さは、
その状況で、そこまでポジティブになれるのか???
みたいなところが、その現実離れしたプラス思考に
逆に、爽快感すら感じ、
それが、まるで、楽しい夢をみているような気分になってきたのです。
中でも、主人公の宗介の母であるリサが、
目の前で、現実では、あり得ないことが起こっている時に、
「どうして、こんなに不思議な事が起こっているのか、
今はわからないけど、そのうちに、わかるときが来るわ。」
というようなことを、さらっと言ってのけた言葉に、
やっぱり宮崎監督っていいなと思えてしまいました。
どんな出来事にも意味があるけれど、
その意味を、その瞬間に理解できることは、ほとんど希な事だと思います。
その意味を理解できないから、
人は怒ったり、、悲しんだり、悩んだり、恐怖におびえたり。。。
その時に、今はわからないけど、そのうちわかるときが来るわ、と、
そんな風に、すぐに思えることができれば、
どれだけ、人の苦しみは少なくなるだろうと思うのです。
今にわかる、といっても、それがいつになるかは、わからない。
5分先かもしれないし、10年先かもしれないし、
もしかしたら、生きているうちにはわからなくて、
次や次の生に生まれ変わって、ようやくわかるかもしれない。
でも、それでも、そのうち必ずわかるときが来るのだから、
今は、そんなことで悩む必要がないと、
そして、今できることをやっていけばいいのだと、
そんな風に気楽に考えることが、どんなに大切なことで、
どんなに人生や未来を明るくしてくれることか。。。
そんなことを、さっきのリサのさりげないひと言に
感じさせてくれたのでした。
そうなってくると、後は宮崎ワールドに没入です。
何が起ころうと楽しむだけです。
見終わった後は、楽しい夢をみて目が覚めた日のように
気分がとても良かったです。
ただ、いくら子供向けとはいえ、
宮崎監督のアニメは、大人も観たがるのだから、
ラストは、もうちょっと余韻が残るような終わり方にして欲しかったなと、
そんな不満も、ちょっと残った部分もありましたが。。。汗
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Tag : 映画









