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せーリー物語 1/1

セーリー物語 その11 『存在すること』

その夜、眠りにつくときは、今なら、せーりー君がどこに転生したか、きっと夢で見ることが出来るに違いないと、なぜか、妙な確信を持って眠りに入りました。でも、夜中に一度、目が覚めたときに見た夢は、確かに、とても明るく光が差していて、リアルな夢だったのですが、その世界にせーりー君が行ったとは思えない場所だったのです。なんというか、ちょっと良すぎる世界で、それは想定外だったというか。。。そのため、「こんな大...

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セーリー物語 その10 『役割』

せーりー君が入院することになった頃、あるひとつの思いが、私の頭の中によぎっていました。それは、今回の出来事で、もしかしたらせーりー君は、私たちにとって、菩薩としての役割を果たすよう仕組まれているのではないかと。。。もちろん、せーりー君が、そんなことを意識しているわけではありません。ただ、神々というか、守護者というか、宇宙の根源的エネルギーというか、そういったものの存在の意思が、そういうストーリーを...

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セーリー物語 その9 『バルドー』

バルドーとは、『チベット死者の書』に書かれているように、肉体を持った魂が死んでから、次の生に生まれるまでの中間状態のことを言います。通常は49日の間に次の転生が決まると言われ、日が経つにつれ、低い世界というか、苦しみの多い世界に転生する確率が高くなっていくようです。また、バルドーの間は、肉体を離れてしまっているので、当然、意識だけで肉体はなく、たいていの魂は、その肉体のない状態に違和感や焦燥感とと...

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セーリー物語 その8 『別れ』

今日は、一番書きづらい時のことです。なので、とちゅう乱暴な表現とかがあって、いつもとは少し違う雰囲気かもしれません。嫌な予感のする人は、始めからスルーしてくださるようお願いします。せーりー君が発作を起こしたのは、突然の出来事でした。でも、今にして思えば、その前から兆候があったことも確かだったのです。その日はせーりー君は、いつものように朝ご飯を食べ終えました。でも、しばらくすると、足にけいれんを起こ...

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セーリー物語 その7 『優しさ』

前回の最後に、次回は内容が重くなるかもと書いたのですが、よく考えたら、せーりー君の人生 もとい、猫生において、もうひとつの転機となった、ミラムちゃんとの出会いを書くのを忘れていたので、今回は、ミラムちゃんとのことについて、簡単に書いておきたいと思います。なので、まだ、重い内容にはならないと思います。ミラムちゃんがうちに来たのは、せーりー君が4歳の時でした。サリーちゃんが、すぐに死んでしまったので、...

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セーリー物語 その6 『勘違い』

予定外に、サリーちゃんのことを長く書いてしまったのですが、今回からは、せーりー君のことに話を戻したいと思います。前の記事で、サリーちゃんほど肝の据わったネコは後にも先にも見たことがないというようなことを書いたと思います。とはいっても、私は、そんなにたくさんのネコと接したことがあるわけではないので、本当は、サリーちゃんのようなネコは、意外にたくさんいるのかもしれません。でも、まあ、そういうことはさて...

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セーリー物語 その5 『白いネコのお話 後編』

その夢の中では、サリーちゃんは人間で、比丘尼でした。国はどこかはわかりませんでしたが、比丘尼の格好をしているわけですから、アジア圏内であることには間違いありません。少し様子を見ていると、どうやら位の高い比丘尼のようです。しかし、ある時、比丘尼としての戒律を破り、ある男性と恋をしてしまったのでした。そして、その戒律を破ってまで行ってしまった恋の結果によって、人間からネコに姿を変えてしまったというよう...

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セーリー物語 その4 『白いネコのお話 中編』

家に着くと、いつものようにせーりー君は、大歓迎のお出迎えをしてくれました。いつもと違うのは、私が持っていたキャリーバックのフタを開け、せーりー君に見せたことです。好奇心旺盛なせーりー君は、すぐに中を覗き込みました。すると、そこには、少し不機嫌な顔をした、真っ白な長毛の子猫の女の子がいます。少し、驚いた顔をしたせーりー君でしたが、すぐにお友達になろうと、ちょっかいを出し始めました。でも、そんなに、す...

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セーリー物語 その3 『白いネコのお話 前編』

今日は、せーりー君が子供のときに、数ヶ月だけ一緒に暮らした、ペルシャネコの女の子のお話をしたいと思います。せーりー君が家族として一緒に暮らすようになってから、しばらくは、せーりー君は、完全家ネコの一人っ子として生活していました。うちに来たときは、まだ、生後40日も経っていなくて、後になると信じられないことのようなのですが、せーりー君は、私の手のひらにすっぽり入ってしまう大きさでした。(大きくなってか...

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せーリー物語 その2 『本当の再会』

とうとつな書き出しになってしまうのですが。。。せーりー君がやってくる半年ほど前、ひとりの友人が自殺をしました。私より、5つか6つくらい年下の、その女性と最後に会ったのは、自殺をする1年半ほど前のことでした。仮にその人の名前を「亜由美」としておきます。亜由美と一緒に仕事をしていた頃は、上司と部下という関係のときもありました。彼女は、頼んだことは、いつでも明るい返事で答えてくれるだけでなく、どんなことも...

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せーリー物語 その1 『出逢い』

せーりー君が旅立ってから、およそ20日が経ちました。その時間は、短くも感じ、長くも感じ、振り返ってみても、少し複雑で、ひと言ではいい表すのは難しいかもしれません。実は、せーりー君とのつき合いは、せーりー君と出会うずっと前から始まっていました。そんな、少しおかしなことを、物語風に何回かに分けて、気ままに書いていきたいと思います。気が向きましたら、おつき合いください。せーりー君と出会ったのは、今から12年...

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