スピルバーグ監督の「TAKEN」を観ました

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スティーブン・スピルバーグ監督の「TAKEN」を観ました。

これはテレビドラマとして作られたものらしく
約1時間半のドラマが
10回にわたって繰り広げられる超大作です。

内容も3つの家族の3世代以上にまたがる壮大な物語で
はらはらドキドキだけでなく
セリフの中にさりげなく盛り込まれている
スピルバーグ監督の人生観というか哲学のようなものが
物語の繊細さを感じさせてくれました。

前半は、スピルバーグ監督らしからぬ毒々しさも感じたのですが
後半から、やはり監督の優しさを感じさせてくれるもので
ラストは切なかったです。

後半は主役として活躍したアリー役の
ダコタ・ファニングがとてもかわいらしくて
「宇宙戦争」にもこの子が出ていたと後で知ったのですが
それを聞いたら「宇宙戦争」を観に行かなかったことに
ちょっと後悔が出てきてしまったり…。

とにかく、かなりはまってしまいました。

後はネタバレになっちゃうので
この物語を観た人か、あるいは
これからも観ることはないけど
興味はあるという人だけ読んでください。
この物語の中で、とくにすごいなと思ったのは
エイリアンの武器が兵器ではなく
相手にその人の心の奥に持っているものを
その人に見せるということ。
それが人間にとっては最大の恐怖につながるという作りが
スピルバーグの発想のすごさを感じさせてくれました。

エイリアンは、その特殊な能力のために
感情というものがじゃまな存在と感じ、
それを廃して進化してきたのに
人間の優しさに触れて、また感情を取り戻すために
遺伝子操作をし、アリーを生み出した。

深いですよねぇ。

アリーは他人のために自分を犠牲にすることの
大切さを知っていて
そのために人間からもエイリアンからも
大切な存在となったのだけど
アリーの母親のリサも
自分とアリーのためだけにアリーを守ろうとするのではなく
他人に対しても、アリーのような利他心がもうちょっとあったなら
ラストはもう少し違ったものになったのかな
なんて、そんなことも考えさせられてしまいました。
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