虹色の空~Nijiiro no Kuu~

箱根仙石原でオーラソーマと呼ばれるカラーセラピーの自宅サロンを開いています

「四無量心」について

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前回、「三苦」について書いたのですが
後で読み返してみると、あのままで終わってしまうと
なんだか、「仏教って暗っ!!」という印象が
強くなってしまうのでは、なんて思ってしまったので
今日は仏教の中でも、最も重要で、最も大好きな教えである
「四無量心(しむりょうしん)」について触れてみたいと思います。

「四無量心」とは仏教でいう「慈悲喜捨(じひきしゃ)」の
慈愛と哀れみ、そして喜び、
最後に捨(しゃ)とも無頓着とも言われる
四つの心の働きのことです。

今回も、まずは広辞苑でどのように載っているか調べてみました。
まずは、それをそのまま引用します。

[仏]楽を与える慈無量心、苦を抜く悲無量心、万人の喜びを自分の喜びとする喜無量心、上の三心にとらわれず、あらゆる怨みを捨てる捨無量心の総称。四等。四梵行。


とありました。


まず、慈無量心とは、仏教で言うところの慈悲の慈の部分。
慈愛とも慈しむ心とも言われています。
サンスクリット語でいえば、「マイトリー」となります。

これは、キリスト教の愛と同じとも言われていて
見返りを求めない無条件の愛を言います。
そこに魂が存在しているという理由だけで、愛し、慈しみ、
そして、その魂の成長を心から願うことです。


次に悲無量心とは、これは慈悲の悲の部分で、哀れみとも言います。
サンスクリット語でいえば、「カルナ」となります。
これは、自分以外の魂が不幸になっていくことを心から悲しみ、
できることなら、それを取り払ってあげたいと思う心のことです。

たとえば、これは殺人等を犯した犯罪者であっても
これから、その人に起こるであろう不幸に対して、
それは、目に見える結果としては死刑になり
そして、目には見えないけど、殺生をしたという因果によって
その人は来世は地獄に堕ち、地獄の火にあぶられることを
心の底から哀れみ、悲しむ気持ちを指します。
それが例え、その本人の自業自得な結果であってもなのです。


そして、次にくる喜無量心とは、喜びとも賞賛する心とも言われ、
サンスクリット語にすれば「ムリター」となります。
これは、自分より優れたところを持っている人に対して
嫉妬するのではなく、心から喜び、賞賛する心のことです。

これは実践することによって、自分に対しても
目に見える大きな果報となって返ってきます。
たとえば、自分より優れた人に対して嫉妬するということは
その良い部分を否定することになり、
自分自身がそのことを得るチャンスを失います。
しかし、心から賞賛することで
相手のよい部分を、それほど意識していなくても
自然に真似をしようと思い、
そして、いつの間にか自分のものになっていくのです。

相手のよい部分を賞賛して、一緒に喜ぶことによって
自然とそのことに対するエネルギーの道筋が
開けて来るという感じでしょうか。
もちろん賞賛された方も、そのエネルギーが増してくることも
間違いありません。


そして最後は、捨無量心です。
サンスクリット語にすれば「ウペクシャー」となります。

この捨(しゃ)とは、わかりやすく言えば
自分のカルマの悪業の部分を捨てると言えばいいでしょうか。

私たちは、いま現在、どんなに善業を積もうとも
無始の過去から繰り返してきた輪廻の生の中で
数々の悪業を積んできました。

その悪業は、その人の善の集積より悪の集積が多くなったときに
カルマとして返ってきますが
そうではなく、何かの気づきがあったときや
修行を集中的に行うことで光が強く当たってきたとき等にも
浄化という形で、悪い部分が集中的に
自分に返ってくることがあります。
その時に、そのカルマの返りに頓着せず
淡々と善業を積み続けることが捨無量心となるわけです。

カルマの返りでは、自分が病気になるなどの形で
返ってきたのであれば、逆恨みでもしないかぎり、
人を恨む必要はないでしょう。
でも、誰かにひどいことを言われたりされたり等の形で
返ってくることも少なくはないのです。
その時にさえも、相手に対する恨み辛みは捨て
頓着しない心を培って
自分はひたすら善行を積み続けることに集中できれば
その人の中にある闇の部分は消え去り
光だけが満ち溢れるという状態が訪れることになるのです。


そして、これらの四つの心を真の意味で実践することができた魂は
私たち人間の世界がある欲六界を超え
その上にある色界と言われる世界に転生できると言われています。

仏教の世界観では、欲六界、色界、無色界の三界があり
その先に、真我独存の状態があると言われています。
ちなみに、人間界は欲六回の三番目にある世界で
色界といえば、人間界から見れば相当に高い世界に位置するわけです。

その色界も、大きく分ければ四つの世界から成り立ち
さらに細かく分ければ、17の世界があるとされています。
そして、その世界は、光(色)と音で構成され
そこに住む魂は光の身体を持ち、
喜びを食べて生きていると言われています。

四無量心は、慈悲喜捨の順に難しくなると言われ
同時に、四つの色界のそれぞれに対応していると言われています。


とても長くなってしまいました。
ここまで読んでくださった方、どうもおつかれさまでした。
&ありがとうございました♪

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