虹色の空~Nijiiro no Kuu~

箱根仙石原でオーラソーマと呼ばれるカラーセラピーの自宅サロンを開いています

セーリー物語 その10 『役割』

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せーりー君が入院することになった頃、あるひとつの思いが、
私の頭の中によぎっていました。
それは、今回の出来事で、もしかしたらせーりー君は、
私たちにとって、菩薩としての役割を果たすよう仕組まれているのではないかと。。。
もちろん、せーりー君が、そんなことを意識しているわけではありません。
ただ、神々というか、守護者というか、宇宙の根源的エネルギーというか、
そういったものの存在の意思が、
そういうストーリーを組み立てているような気がしてならなかったのです。

例えば、夫に対しては、命というものは、もちろん何物にも代え難いもので大切なのだけれども、
それ以上に、魂を救うことの大切さを考える機会が与えられたように感じました。
私に対しても、もちろん、そのことを深く考える機会が与えられたことは言うまでもありません。
そして、それと同時に、本当の愛の深さの意味についても、
考える機会を与えられたような気がします。

そういったことは、日常的な平和が続いている状態の中では、
残念なことに、なかなか深く感じたり、考えたりすることは忘れてしまいがちです。
もちろん、深い知恵を持ち合わせている魂であれば、
どんな状況のときでも、それらのことは、いつでも深く感じることが出来るのだと思います。
でも、私のように、すぐに日常の幸せの中に埋没してしまう意識しか持ち合わせていないと、
何かが起こったときでないと、本当の深みを感じることが難しいような気もします。
だから、いろんな試練や失敗というものを、あえて与えられて、
私たちに、本当の愛や真実を教えられるのだと思うのです。

そして、今回は、そのきっかけを作る役割として、
せーりー君が選ばれたように思えてならなかったのでした。
そして、それが、菩薩としての役割……、というように、私には感じられたのでした。

さて、話は昨日の続きです。

バルドーの中で、せーりー君が苦しんでいると感じてならなかったとき、
私は祭壇に目を向け、いつも私を守ってくれていると感じている守護者に
知らず知らずのうちに助けを求めていたみたいなのです。
すると、昨日の終わりに書いたように、「やっと、私を意識したな」と
嬉しそうに笑みを浮かべながら、そう話す声がハッキリと聞こえてきたのでした。

守護者の方は、ずっと私たちの様子を見ていて、いつでも手をさしのべて
助けたいと思ってられたようなのですが、
どうにも、こちらの方から助けを求めなければ、手を出すことが出来ないようなのです。
私の方は、それまでは、ずっと、せーりー君のことばかりを考えていて、
他のことは意識に入ってこなかったようでした。

次に、守護者の方は、
「セーリーではなく、私を意識しなさい。」と、話していました。
その言葉の意味は、やはり先ほど書いたように、
こちらが意識しなければ、守護者の方も手を差し出すことが出来ないので、
まずは、守護者の方を意識することで、早く、この状態から助け出すことが出来るから、
そう話したのだと思いました。

でも、その時は、すでにバルドーという潜在意識の世界に入り込んでしまっていたので、
こう書いても、分かりにくいことかもしれませんが、一度、せーりー君の中に
入り込んでしまった私の意識を、そこから抜け出させることが、なかなか出来にくかったのです。

そこで私は、まずは、せーりー君の意識を少しでも落ち着かせようと、
オーラソーマのグリーンのポマンダーを取り出して、
祭壇の前のクッションに寝かせてある、せーりー君の肉球をマッサージしてみました。
人間同士であれば、手の平の親指から手の甲のところを、
少しずつ時間をかけて親指でマッサージしながら進めていくやり方があるので、
せーりー君には、手の平というか、肉球にマッサージをやってみたのです。
大きいネコとは言え、やはり肉球は小さくてぷよぷよしていて、何かかわいかったです。

時間をかけてマッサージをしていると、せーりー君が、また、せーりー君の肉体の中に、
一時的には違いないのですが、意識が入り込んできたような感覚がありました。
でも、その時は、せーりー君の意識と言うよりも、その前の姿であった、
人間の亜由美の意識がそこに入って、気持ちよさそうにしているのを感じたのです。
ネコの体の中に、大きな人間の意識が入って寝そべっているようなイメージを感じて、
私は、そのアンバランスな可笑しさに、思わず泣き笑いの状態になってしまいました。

また、せーりー君は、死後硬直は起こらなかったと言っても、
その後、ドライアイスとかを使って、肉体を保存するなどの、特別なことは何もしなかったので、
時々、そこはかとなく、肉体が腐り始めてきている臭いがします。
そこで、私は、
「この肉体と、せーりー君の魂の状態が、合わなくなってしまったね。
それに、この肉体は、もう腐りかけてきたから、ここには、もう戻れないんだよ。
少しでも気持ちが落ち着いたら、先に進もう。」
と、話しかけたりしていました。
せーりー君には、その言葉が通じているような感じで、うなずいているような気がしました。

その時は、私の中での時間の感覚が、すっかりなくなっていたので、
時間毎に、いつ何が起こったと説明をするのは、少し考えながら行っているのですが、
たぶん、そんなことがあった日の夜だと思いますが、こんな夢を見ました。

私と夫は、夢の中で、真っ暗なところに二人でいました。
でも、私には、そこは比較的、安全なところだと感じることが出来たので、
夫に、「動かないで、ここで待ってて」と言い残し、ある場所に飛び込みました。
夢をコントロールして、空間を変えたりするのは、私の方が得意で、
その夢の中でも、その自覚があったので、夫にそのように頼んだのでした。

飛び込んだのは、細いトンネルのような所でした。
そこのどこかに、せーりー君がいるはずと感じて、
私はウルトラマンが空を飛ぶ時のように両手を伸ばして、トンネルを下の方に
すごい勢いで、頭を下にして降りていきました。
すると、やはり、その途中に、せーりー君が、フワフワと浮かんでいました。
その時のせーりー君は、ネコの姿で、病院で最後に、
医者に連れて行かれたときの格好のままでした。
せーりー君と私の思いは、そこで止まったままだったのかもしれません。
でも、今度は、医者がせーりー君を連れて行くのではなく、
私が、せーりー君を抱えて、上の方へと上昇していきました。
上の方では、守護者の方が待っていてくれました。
私は、守護者の方に、抱きかかえてきたせーりー君を渡して、
「どうぞ、よろしくお願いします。」と、お願いをしました。
守護者の方は、嬉しそうな顔をしながら、せーりー君を
どこか別の所へと、案内していきました。
それを見届けた私は、また、夫の所に戻りました。
そして夫に、「帰ろう。」と言って、帰ってきたという夢を見て、目が覚めたのです。

目が覚めると、昨日まで、歪みきっていた部屋のエネルギーが
とても静かになっているのを感じました。
夫の所に行って、「静かになったよね?」と聞いてみると、
夫も同じように感じていたらしくて、「静かになったように思う。」と返してきました。
私が、「せーりー君は、バルドーを抜けたよね?」と言うと、
夫も、「抜けたような気がする。」と、また返してきました。
そこで、また私が、「転生できたよね?」と言うと、
同じように「転生できた気がする。」と、返してきました。

昨日までとのエネルギーの違いを、あきらかに感じたことは確かだったのですが、
それでも、ひとりで勝手に、そう思いこんでいると心配なので、そういう時は、やはり、
それを同じように感じることが出来るであろう人に確認したくなるので、
こういう会話になってしまうのでした。

ただ、この静けさが、一時的なことかもしれないので、もう少し様子を見ることにして、
その日は一日、せーりー君の体は、そのままにしておきました。
そして、その日は最後まで、静かに過ごすことが出来たのです。
また夜になって眠りにつくと、再び不思議な夢を見ることが出来ました。
そして、その後に、私にとっては奇跡と感じるようなことが起こったのでした。

続きは、また次回に書くことにします。



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