うちの庭への凶暴な来訪者が教えてくれたこと

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ようやく箱根仙石原でも、
半袖で過ごしたくなるような気候になってきました。
といっても、こちらにはちゃんと梅雨が訪れているようで、
ここのところ、ずっと雨と曇りの日が続いています。
箱根仙石原の湿度を箱根ナビで見てみると午前11時現在で92%。
さすがに湿っぽいなと思って芦ノ湖を見てみると98%。
で、強羅に至っては107%。
ということで、うちは箱根の中ではカラッとしたお天気のようでした。

それにしても、湿度が100パーセントを超えるって
どういうことなのか意味がわからず、
ちょっと頭の中が混乱しています。(苦笑)
湿度100%の基準がどうなっているのか、ちょっと調べてみようかな。


ところで、こんな風なじめじめしたお天気が続く中、
数日前に、うちの庭では、ちょっとした事件がありました。

テラスまでは、うちのネコ達がいつでも出入りできるよう
たいていはドアを開けているのですが、
その時は、テラスにいるネコの様子がちょっと変でした。
何かに驚いたように一点を見つめているのでした。
その視線の先にあるものを見てみると、そこにはなんと、
うちの庭にある、古いバスタブを埋めて作った池に向かって
今にも飛びかかろうとしている大き目の蛇がいたのでした。

その蛇は、ヤマカガシという毒を持った蛇で、
この辺ではたまに見かけてはいたのですが
うちの敷地に入っているのを見たのは初めてでした。
しかも、バスタブの池は、テラスのすぐ近く。
そのヤマカガシは、テラスのすぐ側から、
池の中に住んでいる金魚を食べようとコブラのように上半身を起こし、
まさに池に向かって襲いかかろうとしているところだったのでした。

それを見た私は、急いで夫を呼びました。
そして、その光景を見た夫は、長靴を履き
棒を持ってヤマカガシのところに行って、
ヤマカガシの頭を軽く叩いたりしながら威嚇をして追い出そうとしました。
しかし、そのヤマカガシ、なかなか気の強い子のようで、
頭を小突かれたことに逆に怒ってしまったらしく、
今度は夫に向かってコブラのように上半身を起こして、
シューッシューッと音を立てながら舌を出して威嚇をしてきました。
それでも、夫は持っていた棒にヤマカガシを巻き付かせて、
なんとか敷地の外へと追い出すことには成功しました。
それっきりヤマカガシはうちの敷地には入っては来なかったので、
なんとか、うちの庭は平和を取り戻すことができたのですが。


実は、数ヶ月前には、この古い浴槽でできた池には、
大きなガマガエルが、10匹以上集まってきて、
それぞれが池の中で泳いだりしていたことがありました。

でも、この池は元々はホーローのバスタブ。
気持ちよさそうに泳いでいたガマガエルでしたが、
どのカエルも池から出ようとバスタブの縁につかまろうとしても、
滑ってしまい、なかなか池から出ることができないようなのです。

しかも、それほど大きな浴槽ではないので、
大きなガマガエルが10匹以上もそこに住むのはとても無理。
元々このバスタブの池の住人だった金魚たちも困った様子でした。

なので、その時は、うちに来たカエルちゃんたちをバケツに入れて、
この辺の住人しか知らないであろう、池や川がある本格的な森の中へと持っていき、
みんな揃って引っ越してもらったということもありました。


そんなこんなと、うちの古いバスタブの池は、いろんな事件があり、
金魚たちも怯えてしまって、水面に顔を出さなくなってしまっていたので、
ヤマカガシに出て行ってもらってから、
池の周りにグルッと網を張り、他の生き物が入れないようにしたのです。

すると、不思議なことに、安全になったということが
金魚たちに伝わったかのように、
もう何日も水面に顔を出さず、生きているのか死んでいるのかさえも
わからなかった金魚たちが3匹とも水面近くまできて、
気持ちよさそうに泳ぎはじめたのです。

といっても、前にも書いたように、
この子達は自分の子供たちを食べちゃうような子です。
そんな金魚たちと心でつながることができるとはとても思えないので、
動物の本能のようなものが、ここが安全になったということを
理解させたのかな、なんて考えたりもしたのですが。

何にせよ、金魚が泳ぐ姿を久しぶりに見ることができて、
ちょっとホッとできたことも事実でした。


それにしても、こういった弱肉強食の自然界の様子を目の当たりにすると、
命の大切さって、いったい何なんだろうと感じてしまいます。

ヤマカガシから命を救ったうちの金魚ですが、
そのヤマカガシも、何も食べずにいれば、そのうち命が尽きます。
うちから出て行ってもらっても、
他の生き物を食べてくれと言っているに過ぎません。

命は大切。だけど、その命をつなぐためには、
他の生き物の命を犠牲にするしかないのが、この世界の仕組みなのです。

「この世界は不完全な世界」という言葉は、
そんな矛盾だらけのこの世界の仕組みを見ると、
もっともだと思わざるを得ません。

そんなときに心の中に響いてくるのは
「この世のすべては苦しみである」という
小乗仏教の言葉だったりもします。

自分たちが生きていくためには、
本当にたくさんの生き物の犠牲の上に立たなければなりません。

そして、仏教で言われている四大苦である「生老病死」では、
老いること、病、死ぬこと、そして、その上に、
生まれることそのものも苦しみであると説かれています。

こんなことを書くと、この人生を謳歌している人にとっては、
「だから仏教は」と思われてしまうかもしれません。

しかし、だからこそ、この不完全な世界を超え、本当の自分自身、
魂よりも純粋な真我の状態に戻りなさいと説かれていくのです。
そして、その状態にこそ、完璧さが備わっているのだとも。

私たちは、物質優位の現実の世界にだけとらわれてしまうと、
そういったことは、何も見えなくなってしまいます。

この世のすべては苦しみであることを
まずは見つめていくこと。
そして、この世のすべては無常であることを
深い意識においても知っていくこと。

そんなことの大切さを、もう一度、深く刻むために、
ヤマカガシがうちに来たのかなと、そんな風に感じたりもしています。

命は大切。
だけど、その命以上に大切なものがあることを
深く深く、見つめるために。





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