記憶の扉

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今回の記録的な大雪は、昨日までの暖かさで、
ずいぶんと雪は溶けて無くなってきました。

もちろん、ずいぶん溶けたといっても
量が量だっただけに、まだまだ雪は残ってはいるのですが…。

ただ、今回の大雪のおかげで、私が、まだ2歳の時の記憶が、
いきなり甦ったという、ちょっと面白いこともありました。

調べれば年が分かってしまうことなのですが、
私が2歳の時にも、実家の福井市内で、記録的な大雪がありました。

その大雪は、今回の箱根の比ではない量で
市内の繁華街であるにも関わらず(といっても昔の福井ですが)、
2メートル以上の積雪となったのでした。

そうなってくると、ひどいときは1階の玄関は使えなくなって、
2階の窓から出入りをしていたのでした。

もう何日も雪が降り続いた結果の積雪だったので、
幼かった私は、何日も家に閉じこもっていたのだと思います。

でも、そんな雪も止んで、建物の2階の窓から出入りするのに、
ちょうど良い高さに積もった雪の道が踏み固められた頃、
父親に抱きかかえられて、窓から外に出て、
その雪の道を、父と並んで歩いていた光景が甦ってきたのでした。

そのときの状況の、一連の流れのすべてを思い出したわけではないし、
とても他愛のないシーンでもあるのですが、
ありありと、そのときの光景が目の前に広がってくると、
なぜ、いままで、そのことを忘れていたのかと、
逆にそのことの方が、不思議に感じてしまったりしたのでした。


そんな記憶に関することいえば、時々、朝、起きたとき、
その直前に見ていた夢を忘れてしまうことがあります。
それでも大事な夢だったような気がするときは、
しばらく真剣に、その夢を思い出す作業に集中して、
思い出してはいるのですが…。

夢を覚えていることができないとき、いつも感じるのは、
夢の意識と、現実の肉体を持った今の意識の間に
大きな隔たりがあるということです。

その隔たりの原因は、人によってもいろいろだし、
そのときによっても、いろいろあるとは思います。

物質主義に陥ってしまうと、自分の潜在意識の存在すら理解できなくなり、
夢を記憶できなくなることはもちろんですが、
それ以外にも、意識の隔たりの理由は、いろいろありそうです。

たとえば、自分の中で良い人でいたいという欲求が強すぎても、
自分の中にある汚れの部分を覆い隠してしまって
本来の自分が、自分でも見えなくなってしまいます。
そんなときも、潜在意識である夢の意識と、
表層意識である起きている時の意識の隔たりが大きくなってしまい、
夢を記憶することができなくなることもあります。

大きな恐れ、小さな恐怖、そんなものの積み重ねも
自分の深い意識を見えなくさせて、夢を記憶できない状態を
作ることもあると思います。

それと同様に、同じ現実世界で起こったことでの記憶も
その時々の意識の隔たりがあると、忘れてしまうものなんだなと、
今回は、そんなことを感じたりもしたのでした。

とても辛かったことなんかは、忘れてしまった方がいいと思うことがあっても、
意識の隔たりは、苦しみの原因である、自分の奥深くにある汚れを
見えなくさせてしまうものだとも感じています。

意識を鮮明にして、記憶を鮮明にして、
あったことを無かったことにするのではなく、
ありのままのことを見つめていけたらいいなと、やはり思うのでした。


甦った2歳の大雪の時の記憶では、
父と一緒に雪の道を歩いたことだけではなく、
父は寒い冬には欠かせない灯油を家族のために歩いて買いに行き、
それをおんぶ紐でしばって背中にしょい、
私の手を引いて歩いていたことも思い出しました。

子供の時に感じていた、そんな親の愛に包まれていたときのことを、
記憶が連続していれば、今度は大人になった意識で
見つめることができるのだと、そんな風にも感じます。


そういえば、クンダリニーヨーガのプロセスの中には、
修行が進んでくると、記憶がどんどん遡って甦ってきて、
最後には、自分の生まれた時のことまで思いだしてくるといいます。
そして、その後には、さらに記憶が遡って甦り、
自分の過去世を思い出してくるといいます。

そうやって思い出した過去世は、本物な感じがしますよね。

もちろん、過去世を思いだしたからといっても、
それに捕らわれ過ぎてしまうと、かえってマイナスになりかねないですが、
そうではなく、そんなことも淡々と見つめる事が出来れば、
そこから、今の自分がなぜここにあるのかということを
理解できて来るのではないかと、そんな風にも感じます。

そんな風に記憶を連続させていくための一番の近道は、
やっぱり瞑想を進めていくことなのだろうと、
最後には、やっぱりそういう結論になるのでした。




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