ミラムちゃんのこと その2

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いよいよミラムちゃんが、本格的に動けなくなってきた頃から、
私は出来るだけ家にいるようにして、
ミラムちゃんの側にずっといられるようにしていました。

そんな頃、ミラムちゃんに
「生まれ変わったら、せーりー君みたいに天界に行きたい?
行けるかどうかはわからないけど」
なんて聞いてみると
「ううん、私は天界に行くより、今度は人間に生まれたい。」
というような思いが、強く私の中に入ってきたように感じたのでした。

そうしているうちに、だんだんとミラムちゃんは、
食事をしなくなってきたどころか、水さえもあまり飲まなくなってきました。
飲みたくても飲めないのかもしれないとも考え、
口に含んであげても、飲み込もうとはしません。
傍目からは、飲み込む力までが無くなってしまったくらいに
体力が限界に来ているようには見えなかったのですが。。。

そんなことから、ネコは自分が死ぬ時期を自らが理解し、
その準備のために、食事をしなくなるという話を思い出しました。
ミラムちゃんの様子を見ていると、本当にネコは、
自分が死ぬ時期を知って、準備をするのかもしれないと、
そんな風に思えてなりませんでした。

もし、それが本当なら、そのずっと前に一緒に暮らしていたせーりー君は
病院に入院させることになってしまい、
死の準備をさせてあげることが出来なかったのかもしれないと思い、
申し訳なかったという気持ちさえ出てきたくらいでした。

そうして、ミラムちゃんが何も口にしなくなってから数日が経った頃、
いよいよ、そのときがやってきました。

ミラムちゃんが少しでも苦しそうな仕草をしたときは、
体をさすってあげると、楽になったように目を閉じるので、
ずっと、体をさすってあげていました。

そして、最後は、まるで頭頂を何かに引っ張られるような感じで、
体を反って上を見上げた姿勢で息を引き取りました。

その瞬間、出てきた体液は、鼻から血が出てきただけで、
他からは一切、何も出てきませんでした。

そして、不思議なことに、それまでは、見ている私の方まで、
胸のあたりが詰まった感じで苦しかったのが、
ミラムちゃんの意識が体から脱けた瞬間に、
一気に楽になる感じがあったのです。

それは、そのとき一緒にいた夫も
まったく同じ感覚を感じていたようでした。

ミラムちゃんが息を引き取ったときの様子は、
チベットの本には、魂が輪廻転生をするときに、その魂が
どんな世界へと転生するかを知るための印しがあると書かれているのですが、
その良い印がハッキリと現れていたので、
その部分に関しては、本当に安堵することができたのでした。

それは、ミラムちゃんを火葬した後に、
ミラムちゃんの頭蓋骨を見せてもらったときにも、良い印は残っていました。

頭頂を中心に十字の亀裂が入っていて、
その中心の頭頂には穴が開いていたのがハッキリと見えたのです。
これも、良い印のひとつで、ミラムちゃんの魂が頭頂から脱けたことが
示唆されていて、それは高い世界へと転生するためには大事なことと言われています。

こんなにたくさんの良い印しに、守護者の方々に感謝をすると同時に、
もう何年も前に見た夢を思い出します。
その夢があったからこそ、今回、出来るだけ静かな気持ちで
ミラムちゃんを見送ることが出来たからでした。

それは、こんな夢でした。

その夢には、守護者の方が出てきてくれていたのですが、
「ミラムちゃんを預かる」といって、
ミラムちゃんを自身の元へ連れて行ってしまいました。
そのときの私は、とてもミラムちゃんに愛着していたので、
守護者の方に隠れて、ミラムちゃんを自分の元に帰らせるために、
小声でミラムちゃんを呼び始めました。
するとミラムちゃんは、私の姿を見つけると同時に駆け寄ってきてくれたのですが、
私がミラムちゃんを抱きかかえると同時に、
ミラムちゃんは粉々に砕けて、散ってしまったのでした。
ミラムちゃんは、とても繊細で壊れやすい状態だったので、
守護者の方が守るために、ミラムちゃんを連れて行ったことを
そのときになって初めて、私は理解できたのでした。

そこで目が覚めたのですが、後味が悪かったことは言うまでもありません。
そのときから、自分が愛着しているからとかいうエゴによって行動するのではなく、
大きな流れから来る示唆を感じることが出来たときは、
その流れの中に自分自身の心と言葉を置き、
それに従って行動するべきなのだと考えるようになり、
できる限り、そうするよう努めて来たのでした。

すべては無常であり、移り変わっていきます。
ひとときも同じ状態が続くことはなく、
そんな流れが、あるときには、大切な人や物との別れを生み出します。
それは絶対に避けられないことであり、
それに抵抗しようとすればするほど、苦しみは大きくなってしまいます。

どんなことにも意味があります。
その意味がわからないときでも、
大いなる流れと、その背景にある大いなる意思を感じ続け、
そして、自分自身を信じることで、その意味が理解できて来ると感じています。

その後に見た夢では、ミラムちゃんは人間の世界へと
転生する準備をしていました。
もしかしたら、ミラムちゃんの願いが叶ったのかなと思えた夢でした。

また、会える日を信じて。
ありがとう、ミラムちゃん。




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