猫は毛皮を着替えて帰ってくる 第9話【カルマの法則その2】

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ミラムちゃんは、ネコの中でも、とても運動能力の高い
アビシニアンという種類の女の子でした。
でも、その次の生のダイちゃんでは、ネコの中でも運動能力がかなり低い
スコティッシュフォールドの男の子になりました。

私はスコティッシュを飼ったのは初めての事だったのですが、
アビシニアンとスコティッシュって、とても同じネコとは思えないくらいに、
運動能力に大きな差があることに、ちょっとビックリしてしまいました。

こんな風に書くと、ミラムちゃんの生から、ダイちゃんの生へと、
カルマの連鎖で繋がっていないようにも聞こえなくもないですよね。
でも、ミラムちゃんが肉体から去ったときの様子を思い出すと、
それはそれで、ちゃんと繋がっているのかなと思えてくる節があります。

というのは、ミラムちゃんが亡くなる直前は、
後ろ足が尋常じゃないくらいにパンパンに腫れて、
自力で歩くことさえも出来ないような状態になってしまっていました。

人間であれば、足に異常を来すときは、
それまでに蓄積された『嫌悪のカルマ』が表に出てきたと考えるのですが、
ミラムちゃんの場合も、やはり、そうなのかもしれないのかなと考えるしかありませんでした。

嫌悪というのは、他の人に対して、ものすごく憎悪を向けるということだけでなく、
例えば、暑さや寒さにに対する嫌悪だとかの、本当に些細なことまでを考えれば、
まず、他を嫌悪することがない魂が存在していたとしたら、
それは、もう奇跡と言っていいほどに稀なことだと思います。
それだけ、嫌悪の心というのは、その大きさの差はあっても、
誰の心にも存在しているものと言えると思います。

ただ、そのカルマが、いつ、どんな形で吹き出すかの違いだけと考えれば、
本来であれば、来世に持ち越すよりは、
場合によっては、カルマを浄化するという意識がある今のうちに
落としてしまった方がいいという考え方もできます。

カルマを意識の内側に、どんどん溜め込むのではなく、
出来るだけ早く浄化してしまった方が、
きれいな心が保たれるという考え方です。

そんなカルマですが、ある程度まででも浄化された状態で
意識が肉体から離れることが出来れば、
次の生を幸せに過ごせることができるのですが、
ミラムちゃんの場合は、カルマを落としきれないまま
転生をしてしまったのかなと、そんな風に感じています。

そのために、スコティッシュフォールドとなってからも、
ミラムちゃんの最期のときに、パンパンに腫れていた後ろ足と同じところが、
少し不自然に腫れていて、ときには痛みを感じているのかなと思えるような
声を出すときさえ、あったくらいでした。

そんなカルマを残してしまったからこそ、
運動能力においては、同じネコでも、かなりの差がある種類へと
生まれたのかなと、見ていて思うのでした。

とはいっても、少しはカルマを浄化出来ていた部分ももちろんあって、
普段は、自分でちゃんと歩けるだけでなく、
動きが少ないと言われているスコティッシュとは思えないくらいに、
1歳を過ぎた今も、しょっちゅう、家中を力一杯に走り回ったりはしています。

そのあたりは、上下運動こそ、あまり得意ではないけれど、
アビシニアンの頃の癖が残っているのかなと思えるのでした。

それと、ミラムちゃんの最期のときは、
自分では歩けない状態になっていましたが、
スコティッシュとなってからは、少し運動神経が鈍くはなっても、
自分の力で、歩いたり走ったり出来るようになっているというのは、
やはり、ある程度は、カルマが浄化されたのかなと思えたりもします。

でも、アビシニアンのミラムちゃんのときは、
雑種のくうちゃんが、すぐには登れないようなところでも、
軽々とジャンプして、くうちゃんに捕まることなど、ほとんど無かったのですが、
スコティッシュのダイちゃんになってからというものは、
くうちゃんが、ちょっとでも高いところに行ってしまうと、
自分はそこまでジャンプできないので、
くうちゃんを見上げながら、クーンクーンと小さな声で鳴いたかと思うと、
そのまま、テラスに走って出ていって、
誰もいないテラスに出ると、そこで初めて大きな声で、
フニャーっと叫んだりすることもあって、
そんな様子を見ていると、なんだか可哀想に思えることもあるのでした。

無意識だとは思いますが、前は出来ていたことが出来なくなっていることを、
なんとなく覚えていて、それで余計に悔しいのかなと、
見ていると、そんな風に感じたりもします。

でも、毎日、そんな風に走り回っているせいか、
ダイちゃんとして、うちに初めて来たときよりも、足を痛がらなくなったし、
動きも速くなってきたように思えます。

元々、日常生活には支障は無い程度だったから、
まあまあ、これで良しかなと思ってる部分もあるのですが。。。

それから、女の子から男の子になったのは、
ミラムちゃんは、女の子のときから、かなりオテンバだったし、
今生は男の子になっても、なんだか仕草が優しくて、
いまのところは、ちょっと見た目は女の子に見えてしまうので、
端から見れば、あまり変わってないと思えてしまいます。

どちらの生でも、避妊去勢をしているので、
ずっと中性っぽい感じと言っていいですしね。

とにかく、ひとつ言えることは、カルマというのは、生をまたがっても、
ずっと続いているということが、逆に実感できてくるのでした。

死んでリセットされるのではなく、前の生の続きが今生で、
今、私たちが行っていることが、来世も含めた未来を作っているということを
ダイちゃんを見ていると、しみじみと感じています。


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窓の外を眺めていたダイちゃん。
カメラを向けたら、しっかりカメラ目線で対応してくれました。



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