裏の川に住んでいる鴨のお話

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ときどき、自分のものじゃない感情が突然に入り込んでくることがある。

つい最近それがあったのが、夜中にお風呂に入ろうとしたときのこと。
お風呂の扉を開けたとたんに、突然の恐怖心におそわれた。
はじめはなぜだかわからずに
とにかくお風呂の窓が少し空いていたので
とりあえず窓をしっかり閉めてみた。

すると、いま一瞬わき起こった強い恐怖心がスッと消えていった。

窓の外になにかいるのか
それとも、最近ホラー系のテレビやコミックを見る機会が多かったから
私の意識が変な世界とつながっちゃったのかと
しばらく考え込んでいると
今度は窓の外から、ガーと、鴨が鳴く声が聞こえた。

こんな夜中にと思ったのだけど
その声のおかげで、その恐怖心が鴨のもので
それが一瞬だけ、私の中に入り込んできたのだと理解ができた。

こんな風なことを書くと
とても変なことを言っている危ない人と思われそうなんだけど
ときには感情だけではなく
相手が肉体的に感じている痛みなども
それを感じている人と直接会ったり、電話で話しをするだけでも
伝わってくるときがある。
だから、今回もそれだなと理解することができたんだけど…。

で、さっきの鴨のお話。
その鴨たちはうちのすぐ後ろを流れている川に住んでいる。
上にある写真がそうで、いつもみんなで
仲良く泳いでいるのだけど
そのときは、なにがあったのか、ちょっと心配になった。
でも、外ではなにかいつもと違うことが起こっているという
気配はなにも感じなかった。

だから、鴨は夜中は目が見えないから
ほんとは毎晩、とくに眠れない夜は
こんな風に恐怖におののいて暮らしているのかもしれないと思ったら
とてもかわいそうになってしまった。

恐怖におののいて暮らすのは
野生の動物の宿命みたいなものなんだけど…。

この川に下水を垂れ流すおうちがあるのは残念なんだけど
それ以外は、その鴨たちの敵は(たぶん)いないんだから
そんなに怖がらないでいられたらいいのにね…。



追記:最近、裏の川では昼間はウグイスが鳴く声がときおり聞こえます。
ほんとに、もう春なんですね。
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